熱中しているときや何かに集中しているときは、風のように過ぎ去っていく時間。その一方で、一秒でも早く過ぎてほしいときはその一秒がやたら長い。
カップラーメンはいい例です。意識していないときは、3分や5分なんてすぐに経ちます。それが、カップラーメンにお湯を注いでから出来上がるまでの3分や5分。その長いことといったら…。
でも、油断は禁物。カップラーメンにお湯を注いだ直後、鳴らされる玄関のチャイム。誰だろうと出てみると、ご近所に住む方。そこから始まる立ち話。それでもそんなに長く話したつもりはありません。そろそろ3分経った頃かと思い時計を見ると、10分以上経っているではありませんか。
すっかり伸びきった麺。「ちょうどお腹が空いていた頃だし、麺が増えてちょうどいい。ちょっとつゆは少なくなって、ちょっと麺は柔らかくなっているけれど」そう自分に言い聞かせ、諦めて食べるしかありません。
お腹が空いているときの、ご飯までの時間。これも本当に長い。あと30分、あと15分、あと10分…。時計が意地悪して、いつもよりゆっくり進んでいるんじゃないかと思えます。
ドラマや映画を見ていて、世界に入り込めればすぐに時間は経っていきます。それがおもしろくないときなら、時間はなかなか経ちません。途中で嫌になって、番組を切り替えたり見るのをやめたりしてしまうこともしばしば。
時間はいつも平等です。いつも同じ速さで進んでいるはずです。でも同じ1時間でも、そのときによって遅い早いの差が本当に大きい。
でも、1年が経つのはとても早く感じます。ついこの間食べたはずのクリスマスケーキが、また今年もやってくる。ついこの間お正月をしたと思ったら、あっという間にもう年末。信じられない早さです。